このブログを見てくださっている方は、両学長のリベ大でたくさん啓発を受けていると思います。
私も両学長のおかげで2019年からS&P500に投資するようになりました。
最近投資を始めた皆さんの大きな関心事の1つは、今後アメリカ株がどうなるのかという点だと思います。
2022年1月をピークに両学長もオススメの S&P500は 20%以上も下がって、今はベアマーケット(弱気相場)に突入しています。
アメリカ以外の国が世界の覇権を握ったり、世界の終わりが訪れたりしない限り、米国株は右肩上がりだという大前提での投資となりますが、ぐるんぐるん目の回る相場に、精神が持たない人も少なからずいるかもしれません。
2022年6月15日、FRBのパウエル議長はFOMC後の会見で、今回0.75ポイントの利上げを決めたことを発表しました。
直前までのFFレート(政策金利)は0.75-1.00%だったので、今回、それが一気に1.50-1.75%になるということです。
中立金利(=ほどよい理想の政策金利)が2〜2.5%なので、7月でその水準に達し、現時点での見通しでは、2022年末までに3.4%までの引き上げとなっています。
今のところ、FRBは中立金利を超えてでも金利を上げるしかありません。インフレ率があまりに高すぎるからです。(2022年5月のCPIは前年比8.6%上昇)
国債の金利が上がると、株価は下がります。つまり今後株価がまだまだ下がることが予想されます。
株価はしばらくの間、下を目指すはずなので、S&P500 emaxis Slim の投信を再度買い始めました。
しかしフルパワーではありません。ちょっとずつです。なぜなら、何度も上下しながら、インフレが収まるまで、つまり金利が落ち着くまでは理論上、株価は下がるからです。
両学長のおすすめは、長期投資なのだから、リスク管理をした範囲内で、愚直に、毎月一定額を、雨の日も風の日も槍の日も続けることです。
これは長期目線では正解だと思います。
同時に、まだ株価が下がる可能性が高く、景気自体が悪化することがほぼ確実視されているのであれば、リセッションが来るまでは少額を毎月定期的に投資して、リセッションの手前で、がっつり買い増すのがよりお得です。
株価が今の水準より下がっているからというのはもちろんのこと、もう1つの理由は、今は歴史的な円安ですが(1ドル135円)、FRBが金融引き締めをやめて、金融緩和を始めたときに、1ドル120円以下の時代がまた到来するからです。それがいつのことはわかりませんが、今年中か遅くとも2023年のはずです。
皆さん、1ドル135円が121.5円になると、ドルが何パーセント安くなるかわかりますか?
答えは10%です。
ちなみに今のS&P500の指数は3,789です。ここから10%上がると4,125です。
もしS&P500が4,125になっても、円高になって1ドル121.5円になったなら、日本円に換算すると、プラマイ0になります。
もしS&P500が4,500になっても、さらに円高になって1ドル108円になったなら、日本円に換算すると、プラマイ0になります。
FRBの利上げが止まらない限り、当面円安は止まらないと思いますが、それほど遠くない将来、やはり円高になります。
株価も安くなって、ドルが安くなる(つまり円高になる)ということは、日本円で生活している私たちにとってはダブルパンチです。
取り止めのないことをダラダラと書きましたが、結論は、私はS&P500 emaxis SLIMの積み立てを再開しました。
そしてリセッションになるくらい手前でがっつり買い増そうと思っています。
この記事を書いた人
- ウェブライターをしています。150を超えるクライアント様に記事を納品してきました。某有名キュレーションサイトでは1000万PVいきました。オスミーさんでも頑張ります♩